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地元小学生に宮沢賢治の『やまなし』を披露!

本校は、教育目標の一つに「地域に貢献する那高生」を掲げています。この生徒像を具現化する教育活動の一つとして、今年度は山崎北小学校、根来小学校、上岩出小学校の5年生または6年生を対象に、2月1日(水)から2月3日(金)の日程で、本校演劇部(部員6名)による寸劇ボランティア活動を実施しました。

劇の題材は、宮沢賢治の『やまなし』です。この『やまなし』は、長い間小学校国語科教材として親しまれ、6年生教科書(光村図書)に40年以上掲載されています。難解な作品にもかかわらず、この不思議な作品の世界は、大人になっても覚えている人も多いようで、特に作品内で登場してくる「クラムボン」の正体については、各々、独自の見解を持っています。

作品を一読しただけでは意味がわからないという児童も少なくなく、教師にとっても「『やまなし』の授業ができれば一人前」と言われるくらい十分な教材研究が求められます。

本校演劇部は、この名作『やまなし』を題材とした寸劇ボランティア活動を4年前から取り組んできて、鑑賞した児童からも高評価を得ています。

今年度は、コロナ禍で開催できるか危ぶまれましたが、小学校とも調整をして、なんとか公演することができました。今回の公演を通じて、児童が今後の読書活動について興味関心を一層高めてもらえたらと思います。

 

【演劇部】

令和4年度和歌山県高等学校総合文化祭演劇部門兼第75回和歌山県高等学校演劇祭(県大会)で『最優秀賞』、第57回近畿高等学校演劇研究大会(和歌山大会)で『優秀賞』を受賞。

 

 

 

 

2023/02/10 news
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