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人権・平和学習を開催しました(1・2年生)

人権・平和学習映画鑑賞(1・2年生)
~「アオギリにたくして」~

12月8日(水)、本年度の人権・平和学習として映画「アオギリにたくして」を本校体育館で鑑賞しました。鑑賞は、午前中に2年生、午後から1年生と分けて行いました。

この映画は、太平洋戦争で原爆の被害があった広島平和公園のアオギリの木の下で、ご自身の被爆体験を語り続けた女性の物語を描いた作品です。上映中、生徒達は作品に入り込み真剣に見入っていました。視聴後の感想文からも、人権を尊重することや平和の有り難さについて深く考えた様子がうかがえ、貴重な学びを得ることができたことが伝わってきました。

 

~感想文から~

● 私は戦争の恐ろしさを知らないなと思いました。戦争が苦しい、つらい、悲しい、怖いことだと知っています。でも、もう大昔のことだと思っている部分もあります。先生が、映画を見た後に言われたように、まだ百年も経っていません。生き残ることができても、映画では罪悪感を感じている人が多く、生き残った後は何か1つの希望を頼りに生きているように思いました。絶望の中でいかに生きていくか、どう希望を見いだすのかという感じがして怖かったです。とても本当に起こったことだと思えませんし、思いたくもありませんでした。私たちは、普通に家族と一緒にいられるし、普通に学校で勉強できるし、友達と母の作ったお弁当を食べられます。当たり前に幸せであるということに感謝し、いつもどおりの生活に感謝したいと思います。(1年)

● これまでにも原爆のことについては多く聞いてきましたが、今回のものはとても分かりやすく事実を伝えていたため、自分にとっては良く理解できるものでありました。本当に何気なく、いつもと変わりない日々を送っていたのに、一瞬にして全てが焼け野原のような状態になってしまっていたので恐ろしかったです。また、被爆者に対する理解が昔は全然無く、被爆者自身が被爆者のことを避けるといった差別なども根強くあったのがとても驚きでした。さらに被爆者によっては、後遺症にあれだけの差が生まれると言うことも知らないことの1つでした。最後に、今回の被爆経験を聞いた私たちは、このことを後生にまで伝えていかなければいけないと思いました。そのためにも、実際に被爆地に行ってみたりもして、もっと多くの情報を集め、より深く原爆について知っていこうと思いました。(2年)

2021/12/10 news
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